片山恭一

片山恭一の小説家になるまでと小説の書き方

語り手を設定するは、小説の基本的な構造

 前回に引きつづき書き出しの話だ。別の例を挙げてみよう。   一八四〇年九月十五日、朝の六時頃、出帆 […]

片山恭一の小説家になるまでと小説の書き方

出だしね。これが大切だ

 昔のことばかり書いていても、読んでいる人も面白くないだろうし、ぼくもちょっと飽きてきたので、ここら […]

片山恭一の小説家になるまでと小説の書き方

古井さんの文体を真似する

 つぎにぼくが夢中になった作家が、このあいだ亡くなった古井由吉さんだ。古井さんはぼくがいちばん影響を […]

片山恭一の小説家になるまでと小説の書き方

毎月一篇ずつ百枚程度の小説を書く

 結婚して子どもが生まれて、その子どもがしょっちゅう病気をして、という具合に自分の生活がわりと大きく […]

片山恭一の小説家になるまでと小説の書き方

個人誌のようなものをはじめた

 不安定な日々のなかで、なんとなく小説らしいものを書きはじめた。人に読んでもらう気にはなれなかったね […]