ヒガシユウジのまるごとデザイン

コンテンツは飽きられる、その解決策は?!

コンテンツを商品と言い換えてもかまいません。
そのコンテンツは必ず飽きられます。
あなたは
ずっと同じ音楽や、同じゲーム、同じ本(作家)を
飽きることなく楽しんでいますか?
もしそうだとしたら
ある意味相当にすごい人だと思います。

今の時代、ぼくらは情報のシャワーを浴びながら生きています。その中でいつも同じコンテンツを飽きずに楽しむのはとても難しい。人の興味は新しいものに移ろうものだからです。人間の脳は新しいものに惹かれるようにできています。

そんなこと思いつきで書いてるだろう!ってお思いのあなたへ。情報のエビデンスはこちらを見てください。

https://www.lifehacker.jp/article/130526whynewthings/

特にインターネットの中は情報を消費するスピードがとても速い。多くのクリエイティブは金魚のように寿命が短く、その中にいるとすぐに興味をなくす自分を発見したりします。

次から次と新しいモノを欲しがって、あっという間に色んなものを忘れ去ってしまう。ついでにぼくの感性も弱っているようにも思える。なぜってどれを見ても同じようにみえてしまうから。実際、商品化されたイラストなんて個性を争うのではなく流行りをみんなが取り入れて没個性のだれが描いたか分からないものが市場を埋めている。

こんな時代、コンテンツを受け取る方は、次々と新しい刺激を手に入れる事ができるのでとてもいいけど、コンテンツをつくる立場からするととても大変です。

コンテンツって、苦労してやっと創り出せるわけですからね。たとえば、文章の場合で考えると役に立つものだったり、おもしろいものだったりする文章を生み出すのって、そう簡単ではないし時間もかかります。

1時間で2,000文字書ける人がいたとしても、その2,000文字を書くために何年もかかっているかもしれません。

デザインを例にしても、レイアウトを少し変えるとずっと良くなってわかりやすくなった。ってことが往々にしてあります。なーんだ、簡単じゃん!って思うでしょうが、その少しを手に入れるために何年もかかったりします。

それが、あっという間に飽きられるわけですから、やはりかなり大変です。

でも、「読まれるだけ、見てもらえるだけマシ」なんてことはほとんどの人が思っていると思います、つくっている人は。

実際は読まれることも見られることもなく、webのブラックホールに吸い込まれだれにも知られずに終わるわけです。

そこで終わる人が大多数でしょう。なぜって、希望が死んでしまうからです。じゃーどうすればいいのかって考える人は次が見えてくる。すぐ思いつくのは人気のあるコンテンツの真似。というのがとにかく手っ取り早いとほとんどの人が考えます。

そうなんです。そうしてweb上では同じようなコンテンツが次から次と、生まれます。鏡の中の自分をまた鏡で写して、その姿をまた鏡で写して、と永遠と繰り返され、おなじようなコンテンツだらけになるわけです。じゃあ、そのもととなったのはどれよ?ってことでNFT(ノンファンジブルトークン)みたいな考えが生まれてくる。

何を言おうとしているかというと、つまり、オリジナルをつくるのって本当に大変。しかもそれが人気を博し、リスペクトされるなんて夢のような話なわけです。そしてそれはすぐ飽きられる。

さて、話をここまで広げたのですが、ではどうするのか?

どんな事があってもコンテンツはつくり続けられます。新しい物語、新しい技術を使った映像体験、その時代のリズムを使った耳新しいメロディ。
そうやってコンテンツはつくり続けられるのですが、結局人間は変わらない。人間でしかない。

なんの解答にもなりませんが、人間は人間でしかないのです。何千年も前の人間の心は今と変わりません。

よく言われる「どう書くか、より、何を書くか」が大事という言葉。デザインで言うところのディレクション。結局これではないかな、と思うわけです。

結論
AKBは飽きられて、坂シリーズをつくる、それも飽きられれば、〇〇をつくれる。
でも秋元康は飽きられません。

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