まるごとデザイン

アートと生活

ない、ない、ない、ない、どこにもない。 住宅会社の仕事をしている時、パンフレットを作るため新築の何軒もの家を訪れたのですがどこにも絵がないのです。壁には絵の代わりに大画面のテレビモニターが鎮座しています。  洋画を見ていると小さな家でも大きな家にもいろんな絵がかかってたり写真が飾ってたりしますよね、でも日本のほとんどの家には絵がない、そう思いませんか?  日本って凄い文化を持ってる国ですよね。江戸時代、浮世絵という今でいうブロマイドみたいなものですが芸術にまで昇華された版画(浮世絵)を庶民が買って楽しみ、破れた襖や障子にペタペタと貼っていたなんて、なんて贅沢なんでしょうか。

60年代 、70年代 ポップアートに影響を受けたバンドポスターや劇場ポスターがまるで絵画のように喫茶店や自宅の壁に飾られている時期がありました。
僕らはそれを見て大きな影響を受け、こんなものを作ってみたいと憧れを持って思ったものです。ポスターが大きな影響力を持つようになりメディアとして認識され、バブル時期に量産されてグラフィックデザイナーの地位が上がったように思います。印刷物でありながらまるでアートのように存在していたんですね。なんだか浮世絵の文脈を見ているようでしたがそのポスターアートの波が途絶えてしまうと、美術館に行かないと見ることができないアートばかりになってしまいました。

ネットもいいけれど街を歩くといろんな壁画があったり、ショップの中に巨大な絵があったり家に帰るとお気に入りの絵やポスターがあったり、そんなことが実現すると僕らの生活はずっと豊かになると思いませんか?
都会の生活もまんざらじゃないと思うんですよね。
そういうプロデュースもぼくらラボでやってみたいなと密かに密かに思ったりしています。

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