まるごとデザイン

人生を二度デザインする。人生2.0

いま人生を考え直す時が来ています。人生100年時代なんて言われる時代ですから、いままでの人生プランではちょっと無理がある。そこで人生は二度あると考えるLife reDesignがあってもいいでしょう。LIFE ver2であり、人生2.0です。

ぼくが学生のとき、井上陽水さんがこんな歌を歌っていました。

父は今年二月で 六十五
顔のシワはふえて ゆくばかり
仕事に追われ
このごろやっと ゆとりが出来た
父の湯飲み茶碗は 欠けている
それにお茶を入れて 飲んでいる
湯飲みに写る
自分の顔を じっと見ている
人生が二度あれば
この人生が二度あれば

『人生は一度しかないもの。ああすればよかった、ちがう道を歩けばよかったそう思うのが人生なんだ。』その当時、この曲を聞いてそう思ったのですが、でもいま、自分がその立場にいると、意外と人生は長い。そうおもうのです。

きっと5年後か10年後には、本当の人生100年時代になるでしょう。未来のことなので”でしょう”って言っていますけれども可能性は高いといえます。

なぜかというと、死因第一位は癌で、2020年に癌で死亡した人は37万8356人。全死因の27.6%に当たります。

実は、ぼくはこの4年で、2つの癌を治療しました。1つは10年前ならば胃の全摘出だったろうし、もう1つは肺の部分摘出手術もしていたでしょう。でも、胃も、肺も、そのままで元気に動いています。いまではほとんど変わらない。なぜそれが可能になったのかというと、早期発見と治療の進化。CT(Computed Tomography)検査の精度が上がって従来では発見できない癌を見つけてしまうからです。

すごくぶっ飛ばして言うと、医療の進化はテクノロジーの進化と正比例しています。ぼくがふつうに暮らしているのはテクノロジーのおかげです。とはいえ、いまなお医療の現場はアナログです。目視による発見ですから、勘と経験が頼りというわけです。

それが今からはゲノム治療に進化し、アナログからデジタルへと大きな変化を起こします。

癌はDNAの変異が原因となる病気ですので、デジタル情報として捉えることができます。つまり、遺伝子情報をとりだし、変異した遺伝子をみつけ、専門の医師がデータベースから過去の症例をみつけ治療をするゲノム治療がいまから主流になります。

そのゲノム治療とAIが結びつくとどれほど進化するのか想像がつくとおもいます。人間がデーターベースから探しだすより、どれ程はやく治療がすすむか想像がつきます。つまり、早期発見とゲノム治療によって癌による死は、ずっと少なくなると予想できます。もちろん他の病気もAIが導入され大きく進歩するのは間違いありません。

その結果、人は長生きするようになり、長生きする人生は、いやが応でもどう生きるのかを考えるざる負えなくなります。22歳で就職し、65歳や70歳まで同じ会社に属することが果たして今後、許させるのか?いかに大企業に勤めていたとして退職金をもらっても、その後の30年以上の生活資金はどうするのか?お金は意外とすぐになくなります。この先、年金は多分「ライフ基金」みたいな名称のベーシックインカムに吸収されていることが考えられます。

そう考えると、二度目の人生があると考え、一度目の人生を考える必要がある。そう、人生をデザインするほうが自然です。

しかし、ぼくらが今生きている社会というのは、一度きりの人生をどう生きるかの制度設計はされていても、二度目の人生は自分でつくり出さなければいけないのです。世の中のいろんなものが右利き用に設計されていて、左利きはそれに合わせるしかないように、二度目の人生を生きるには、自分で工夫するしかありません。

人は社会的生き物です。歳をとったからと言ってずーっとNetflixやPrime Videoばかり見ていては心も体も病んでしまいますし、単に遊んで暮らすにはお金が必要になります。それに飽きるでしょう。また長生きはするけどゾンビのように30年間も40年間も唯生きているなんてできません。医療も財政もパンクします。

じゃあぼくに明確な答えがあるかといえば、残念ながらありません。でも、ぼく自身の考えはあります。人生の第一部でつくったスキルをもとに、新しい世界にいきる何かしらの提案をし、実行することです。そのために長い人生はあるし多くの失敗は、そのためにあった。ぐらいに思っています。

そうなんです。人は人のために、価値をつくるために、生きているんです。ぼくはそう思っています。人生2.0の時代は、人が人の新しい領域をつくることによって生まれるモノ・コトを、人生の第二部の人も参加してみんながつくりだす時代です。

そのためにの、デジタル通貨やAIであるべきなのです。一部のクソ野郎がもっともっと貪欲に儲けるために新しい時代があるなんて考えるだけで、ゾッとします。

いまからの事業に世界観が必要なように、いまからの人生には一人ひとりの人生観が必要です。人生の第一部で社会に適合することがうまくいかなくても、世の中を学び、しっかり人にはないスキルを身につけ、第二部でサヨナラホームランを打てばいいんです。ぼくはそんな世界をつくる提案を仲間とともに発表して、実行し、人のための価値をつくることを考えています。

ぼくにも、みんなにも、サヨナラホームランは打てるんです。するか、しないかだけです。

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