まるごとデザイン

世界観ってなんだ?経営者の世界観がすべて

デザイン思考なんてことばを最近良く聴きます。ニュースサイトでも、雑誌にも、本にも登場する、ちょっとわかりにくいことばです。

「問題を見つけ、その問題を解決する手段」って思い切って言ってしまうとわかりやすいのかもしれません。日本的に言うと改善のような感じでしょうが、ちょっと違うのは改善ではどうしても企業の中から見てしまうので、消費者の立場に立ってゼロから考える思考方法です。

デザイン思考って、わかれば機能的でたしかに導入しやすい。しかしこれをどの会社でも取り入れるようになると、「ライバルがやってんだったら、とりあえずうちもやっちゃおう」みたいなことになる。結局どんなサービスも商品も同じようなものになります。

結局お金を使って、広告でプロダクト名を連呼連呼したほうが勝つ。

遅くなりましたが今回はデザイン思考の話でもデザインの話でもなく、いまからのとくに小さな会社の経営者にとっての必須アイテム、世界観の話です。

独自性をどのようにつくりだすかの話でもありす。もしかしたらデザイン思考やデザインでオリジナリティをつくりだそうと思っていたら今言ったように意外とむずかしいです。

小さな会社や、できたばかりの会社はこんな方法ではとても太刀打ちできません。

小さな会社の存在理由は、ユニークな独自性を必要にしている人たちがいるということです。

同じような商品を販売しているのなら、いまさら世の中に必要とされません。

小さな会社やできたばかりの会社は、ターゲットを絞りに絞って、自分たちの世界観に共鳴してくれる生活者へアプローチするべきですし、そのための施策を考えないといけません。

つまり、いまからの経営者はプロダクトの世界観がなければ、内にも、外にも、有効なコミュニケーションがとれず、あっという間に終わることになります。

それではその世界観ってなんでしょうか?

この場合の世界観は、「今世の中にはないけれど、実現させたときにあらわれる姿かたちや物語」と思ってください。だからこそ、プロダクトのストーリーを語ることができるようになるのです。

たとえば、まだヒッピーのときからスティーブ・ジョブスはコンピュータを大企業のモノから、みんなのモノへと変えたかった。そんな世界を実現させたかった。「自分をこき使う技術は悪であり、自分が制御できる技術は善である」といい、スティーブ・ウズニアックと組んで、当時始まったばかりのパーソナルコンピュータというカテゴリーのApple 1を世に送りだしパーソナルコンピュータの普及をうながした。

「自分をこき使う技術は悪であり、自分が制御できる技術は善である」という世界観があってはじめて仲間を巻き込みプロダクトができて、社会的意義が生まれたのです。

また世界観を経営者が語ることができれば、デザイナーはそれをビジュアル言語化することができます。それによりプロダクトのデザインフォーマットがつくられ、そこから生まれるデザインテイストが同じ価値観を持つ人々をひきつける武器となります。

経営者の世界観がなければ、企業としてのミッション、ビジョン、バリューの定義などつくることさえできないでしょう。

新しい線路をひくにはどの世界に、どのようにひくのか、それを実現するには何が必要か、それを経営者は内外に示さなくてはいけません。

まず、最初の最重要戦略は経営者の世界観にちがいありません。

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