「結局、コンテンツ(プロダクト)は考えるデザインにいきつく」
なんて断定的で、上からなんだろうと思うでしょうが、どう考えてもそうなってしまうんですね。なんだよこいつ、偉そうだ!うざい!と思われるかもしれませんが、ぼくの考えではそうなってしまいます。
デザイナーは、情報を可視化する役割をになっていますが、『言われたことを、わかりやすくつたえました』ではすまないでしょう?
そこに社会的意義や、使ってくれる生活者のプラスになる、やくにたつなにかが含まれてなくては、いまどき見向きもされない。
でも、実際はほとんどの商品もサービスも、いっぱいありすぎて、スペックを比べてもあんまり変わらないので意味がない。となると、その商品の強みを見つけるのは簡単にはいかないですよね。
たしかに、小さな会社やお店、そしてフリーランス的に働く事業主のひとたち、みんな少なからず、「こだわり」があります。でもそれが「思い込み」だったらどうでしょうか?思い込みを表現しても、だれも見向きもしないですよね。
「こだわり」「思い込み」が発展すると、「みんなは、これを欲しがっている」と考えるようになります。だいたいこの状況で、広告の依頼をうけるわけですから、強みをもとにデザインするといっても、そのこだわりが売れるためのキーなのかどうかはわからないのです。
とはいえ、デザインはそれを売れる形にしないといけない。で、する方法は、「どんなに素晴らしいものでも、手にとってもらわなければ、存在しないのと同じです」「手にとってもらえるようにデザインしましょう」と言う提案になるのですが、いまでは、みんなやってることですよね。それなりにみんなキレイで、それなりにイイ商品です。結局、どんぐりの背比べになります。
では、どうするのか?
もうずいぶん昔から言われていますが、Puroduct Market Fit(プロダクトがうまく顧客にハマって、満足を提供できる状態をつくりだすこと)、をするしかない。なんだよ、それかよと思われたかもしれませんが、
市場がない所に、需要をつくるなんて、お店や小さな会社や中小企業にはどだいムリです。
今までの成功実例や自分の経験をもとに、ネット時代の戦略を作ることなんてもっとムリです。
一番いい例が、ユーチューバーやブロガー、インスタグラマー。いろいろ試しながら、一番フィットしそうなコンテンツを探し、ハマった企画をおおきくする。
つまり、今からのデザインは、考えることから始まり、何度もマーケットに合うようにトンマナを変えながらつくりだされるものなんです。
デザイナーは、マーケットやマーケティングを知る必要があり、経営者はデザインを戦略として経営に取り入れないと生きてはいけません。
ぼくらラボも、Puroduct Market FitをつかってMVPで、クリエイターの力をつくりだし、世の中の半径10メートルを変えていきたいなと思っています。
今日のまとめ
・デザイナーは、情報を可視化するでけでは飯は食えないぞ。
・Puroduct Market Fitでいろいろためしながら、先に進もう。
・今からのデザインは、考えることから始まり、何度もマーケットに合うようにトンマナを変えながらつくりだされる