まるごとデザイン

AIはクリエイティブを自動化してしまうぞ!

今日はAIがクリエイティブに及ぼす影響というテーマで書こうと思うんですが、AIを専門に扱ってるわけでもなんでもないので、いまのAIってこんなんができてます。

みたいな実証を見ながら、すこしでもわかれば良いのかな?って感じで進めていきたいと思います。

ぼくは最初、マルチメディアという切り口の業務から入りました。そう、インターネットがまだ普及してないとき、CD-ROMに映像や音楽、3Dアニメーションを焼き込んでメディアミックスコンテンツをつくるみたいなことをしていたんです。

その時、クリエイティブではほとんどPCは使われておらず、やっとDTPがはじまったぐらいのときだったように思います。

PCはおもに業務の効率化に使われていました。つまり、DB(データーベース)を基にした表計算システムです。

じつは、ぼくらの会社も福岡ではマルチメディアでは飯が食えないので、そのような業務をうけおっていたときがあり、プログラマーとよく今からの世の中について話した記憶があります。

「きょうも、『これができると随分楽になりますね』っていわれましたけど、いつも思うんですね、『お前らの仕事がなくなるんだぞ』って。間違いなく彼か誰かが職を失うって。なぜ、わからないんだろうって不思議なんですよね」プログラマーはそう言って、「まあ、それって避けられないので仕方ないですけど」と、独り言のように言ってたことを思い出します。

なんだか、いまのクリエイティブ業界によく似てませんか?adobeを代表とするいろんな便利なソフトを使えば、簡単にいろんな事ができてしまう。もう、技術は必要ないでしょ?

ぼくらがグラフィックを始めた頃は、ロットリングや烏口できれいな線が引けなければデザインはできなかったけど、いまではこんな技術はなんのやくにもたたない。つまり、技術では飯が食えない時代なわけです。

そう思うと、クリエイティブ系も多くの必要ない人をうみだしそうな気がします。

ただ、それがわかって、それどころかうまくAIを使ったあたらしい表現方法を確立するなんてことになれば、あたらしい世界がひらけます。

では、いまのAIは何ができるのか少しだけ見てみましょう。

●まず、文章からですが、もしかしたら「ペンがキーボードに変わっただけで、結局人間しかつくることができないじゃん」って思っているかもしれませんが、この分野が一番はやくAIによって影響が出るような気がします。

ユタ州のスタートアップであるLatitudeが2019年12月、革新的なオンラインゲーム「AI Dungeon」をリリースした。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」から着想を得ており、人工知能(AI)を研究する非営利団体「OpenAI」が開発した文章生成技術を利用することで、プレイヤーの選択によって展開が決まるアドヴェンチャーゲームである。プレイヤーが動作や会話を入力してキャラクターに指示すると、そのプレイヤー向けにカスタマイズされた予想のつかない冒険の次の展開を、アルゴリズムが自動生成してくれる仕組みだ。

WIRED US版

2020年10月、海外の人気掲示板(Reddit)に投稿された文章が、AI(人工知能)が作り出したものだと1週間見破られなかった事例が話題になった。その投稿文章を作り出したのが、OpenAI(人工知能研究の非営利団体)が開発した最新「汎用(はんよう)言語モデル」のGPT-3だ。

ITmedia

英語圏ではすでにAIによる文章作成は商業的に動き出しています。上記のAI Dungeonがサブスクのコースを追加したのです。

「Mimi」というハンドルネームのAI Dungeonプレイヤーは語る。MimiはAI DungeonのAIの力を借りて、詩や「トワイライト・ゾーン」のパロディ、エロティックなアドヴェンチャーなど、推定100万語以上の文章を生み出してきたという。

WIRED US版

Latitudeは顧客が料金を支払って文字列を入力すると、それに続く最適な文章をシステムが予測して提示する。というわけです。

●広告や雑誌のレイアウトはどうでしょうか?

2019年 大日本印刷では、自動生成したレイアウト画像を参照しながらDTPソフトを人手で操作して実際の紙面を制作しています。

これを「InDesignの操作画面からレイアウトの自動生成機能を起動し、生成したレイアウトをInDesignに取り込むといった使い方が可能になる」(事業開発第3ユニット第1部の田端聡氏)。

JBpress
■AIによるレイアウトパターン1
■AIによるレイアウトパターン2

このシステムが、出版・編集の自動生成システムだけにとどまらず、パンフレット、カタログ、チラシなどへと展開されることは間違いないでしょう。

●では、イラストはAIでえがくことができるのか?というか画像はどうなのか?なんですが、ぼくが説明するよりこのページを見ていただいたほうがよくわかります。

百聞は一見にしかずですね。

https://openai.com/

DALL-Eという名前のAIは、言葉を入力すると、なんちゃってイラストや画像をつくりだすってものです。これも「OpenAI」です。

例へば、犬のイラストといえば、それらしいイラストができるというものです。キューブの形をしたコーヒー豆とか、意味がなくってもつくってしまいます。

まだまだといえばそのとおりですが、これのすごいところは、なんどもなんども試行錯誤して簡単にいろんなパターンをつくりだすってことです。そのうち良いものができたりするかもしれません。

人間にはこんな事できません。

●そのほか、音楽なんかでも、いまはさかんにAIは使われていますよね。

ディープニューラルネットワークの技術を活用してAIにヒットソングの特徴を学習させ、さまざまなパターンのメロディやコード進行を無限に生成できる、というものです。

今日のまとめ

AIは思ったより早く、クリエイティブを自動化してしまうぞ!この自動化をうまく利用してあたらしい世界をつくりだすクリエイターがいきのこる。

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