在國寺穂のZAIのスタートアップ語録

1 幸せの定義

「今度、『ぼくらラボ』のサイトリニューアルするから、ざいちゃんも書いてよ」

いつも通りの、人懐っこい、親子ほど歳の離れたニコニコ顔のヒガシさんにそう言われては、

「いいっすよ!」

と、即答する以外の選択肢はなかった。

久しぶりの福岡で、ハイボールを飲みながら、なんとも心地よい気持ちでそう応えた。

ヒガシさんは、本当に、素晴らしいタイミングで人の心にスッと入ってくる。



2021年春、それまでの仕事に一区切りをつけ、これからまさに次のステップ、次の人生に向かおうとしている僕は、そんなやりとりをキッカケに、今この文章を書いている。

思えば、地元福岡を離れ東京に出てからもう20年。

ベンチャー企業やスタートアップの仕事に関わって16年目となった。

様々な人たちと仕事をして、それなりに人生経験を積んできて、気づいたら38歳になった。

ベンチャー企業に身を置いて、創業から新規上場するまでの貴重な体験もできた。

経営者として苦しい局面も多々経験したし、いろんな素晴らしい経営者も見てきた。

ここでは、自分が体験したことを中心に、これからの働き方、やりたいことの実現の仕方、夢や希望を持った生き方、出会った人たちのエピソードなどを徒然に書かせてもらおうと思っている。


今回、最初に書きたいと思ったテーマは、「幸せの定義」について。

何の仕事をしていたって、どんな人生を送りたいと思っていたって、共通するのは、どう幸せに生きるか、自分にとって幸せな人生とは何か、に尽きると思う。


じゃあ、幸せの定義ってなんだろうか、と考える。

ズバリ、自分の”今の”個人の幸せの定義は、以下の通り。


「気の合う仲間と、美味しいご飯とお酒と、いい音楽が流れる空間で時間を過ごす」


これは、現時点での自分の定義であり、これから変わるかもしれないし、むしろ変わっていって良い。

でも、とりあえずは、今の自分の幸せの定義ができた時点で、その人は8割型、幸せになれるんじゃないかと思う。

自分で、自分の言葉で、他人と比較せず、幸せの定義を持つことこそ何より大事。

それを明文化して、自分の言葉で何度も人に伝えて、幸せの定義の自意識を確立していくプロセスを大事にしたい。

なぜか、ハタチくらいの時から、そんな幸せに関する意識を持って過ごしていたように思う。

なぜそう思うに至ったか、なぜベンチャー・スタートアップに関心を寄せるようになっていったか、今後しばらく、自分のプロフィールに触れつつ、書き表していこうと思う。

どうぞ、お付き合いくださいませ。

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