ヒガシユウジのまるごとデザイン

仲間経済4(生き方のアップデート)

「仲間経済」最後の4回目ですが、ちょっと簡単に前回までを振り返ってみましょう。

1回目、 フリーランスや自営業はコロナ以後職域のポジションを守ることができなくなるかもしれません。大きな力に頼るのではなく自分でマーケティングやプランニング力を付ける必要があります。

2回目、市場は生産者と消費者との二極でできています。コロナ以後、消費に心があんまり動かされない消費者に生産者が提案し提供する商品は売れない。フリーランスや自営業は消費者に戻って、消費者という仲間の喜びになるもの、役に立つものを自分でプランニングしマーケティングし売る、必要ならそこに企業を巻き込めばいい、そして第三極をつくって新しい流れをつくると良い循環がはじまります。

3回目、現在の金融資本主義では、一生懸命働いてもお金はあんまり手に入らない。お金はお金を使って手に入れるもの。
“一生懸命働いても結果が出ない世の中、だったら人生を消費する幸せではなく仲間と楽しく生きたい。”
このように金より、生きる楽しみつまり「人生の質」に市民の心がシフトした時、消費はどのように変わるのでしょうか? フリーランスや自営業はこの仲間のために自分のためにクリエイトして「人生の質」を創り出そう。いままでの供給サイドから需要サイドの規模の拡大という消費が始まります。

4回目は「欲望は進化している」

マーケッターはもうモノは売れない、欲望を駆り立てて欲望を満たすための商品を売る。というのが定石らしいですがほんとうに人間の欲望はなくなることがないですね。


例えばきれいになりたい、若く見せたいという美欲や承認欲求を駆り立てて、商品を売る。というのはとてもわかり易い例です。ライバルより売上を上げるためには欲望の強度を上げ、魅惑の解決法を示さなければいけませんから、おいおいほんとかよ、なんだかな~って広告だって見かけますよね。でもそれでも売れてるわけですから欲望って便利なトリガーなわけです。今はこんなことをしないと売れないとも言えますが。

このように消費者は、欲望を供給サイドから与えられるがままに消費していたのですが、生きる楽しみ、つまり「人生の質」を考えだした時、“自ら欲望をつくる側”になるんだと思います。


いままで消費者は欲望を研究し考えることがなかったのです。ふつふつと湧いていた欲望は、メディアからの情報を自分の欲望だと勘違いしていたものだったわけです。

楽して生きたい、楽しく生きたい、遊ぶように働きたい、このような欲望は開けてはいけない心の箱に”ごろん”とあるわけですが、それを実現する方法はないのか?

ぼくらラボは、仲間を幸せにしたい、仲間と一緒に他の仲間を喜ばせたい、など供給サイドにいる時は殺されていた、そんなアイデアやプランを実現すると楽しく生きて、遊ぶように働ける。そうかんがえました。

ひとりではできないけれど、こころや価値観が通じ合った仲間が集まれば「人生の幸せ」という欲望を研究し、そのためのモノ・コトを開発することができる。少し先の未来はそう合ってほしいと思っています。

おとぎ話みたいですか?これを実現させるのは、ぼくらはどんな未来を望んでいるのか?それだけです。

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