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共有経済と仲間経済

共有経済

ぼくらの半径10mを研究すると言っても、社会という環境の中でぼくらは生きているので、ぼくらは好きにするんだと言ってもうまくいかない。

で、専門家ではないけれどこの社会の空気感と経済を理解して、未来を見る望遠鏡でのぞければいいなと思うわけですが、そんなものはないのでまあ、わかるところから仮説をしてみたいと思います。

コロナ以後急激に伸びるんではないかなって思っているのは共有経済です。
もともと日本は少子高齢化・人口減少という問題を抱えていましたが、コロナで非正規・自営業者が大きな打撃を受け、倒産や雇い止めがこれから増えていくようになると消費は抑えられ、大量生産大量消費はなくなり、多品種少量生産へと移行する、というかそれよりも、所有しなくなる共有・シェア経済への道を歩むのは必然です。

モノ社会の拡大成長はもう現実的ではない。そう、思いませんか?


それに金融経済も、未来の債権を売買して拡大していたのですがコロナで未来がなくなってしばらくはコロナ前のようにはいかないでしょう。
こんなことって人の心が大きく変わる、きっと100年に1度あるかどうかの時期だと思います。
それをチャンスと捉えるのか、モノが売れない世界は想像できないどうして良いのかわからないと慌てふためくのか、未来はこの辺で大きく変わるのだと思っています。

共有経済と仲間経済

生協の会員申込みがあまりに多くて、サーバーがダウンしたとかしないとか。生協ってご存知の通り、「安心、安全」をキャッチフレーズにした組合ですが、それがECへと様変わりしているので今一番ホットな市場というわけです。


組合員が市場をみんなで支えて「安心、安全」な生活を分かちあう。参加する組合員が多くなれば規模の経済でもっと質の高い生活を手に入れることができる。ほんとにそうなっているかどうかはわかりませんが、そう思わせることができる。


共有経済って部屋を貸したり、車を貸したり、時間を貸したりするだけではなくって、多くの人とともに共有で所有するということでもあるわけです。
生協はそのさきがけだったわけです。しかも社会主義的な古臭い感じがしていたものが、このコロナで人々の心が様変わりし、最も新しい市場と認識されたのだと思います。


ここのおもしろさは、情報が届く仕組みにあります。つまりその商品やサービスに共感した人にだけ届けばいいのです。組合員だけに届けば良いわけです。

情報過多、インフォメーションオーバーロードが起きている現代においてこれほど強いものはない。「買ってください」ではなく「こんな良いものが手に入りました」というインフォメーションとして組合員にお知らせすればいい。なんか良いですね。

実はこの考えをベースに発想したものが仲間経済なのです。


ぼくらラボは、クリエーターが自立して仲間のために商品をつくって共感した仲間がそれを所有する。そして市民全体のクリエーター化ができればうれしいなとの想いがはじまりでした。

市民全体のクリエーター化なんて必要ないだろう?!って思われるかもしれませんが、もうすぐそこにAIが見えてきています。人間はデータをつくり出すだけではなく、創造しなければ単に生きているだけになってしまいます。

みんながしたいことをして生きることができる。ぼくらはAI時代ってそうなるに違いないと思っています。

仲間経済ってなに?ってかたはここを!

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