どうしてあの商品は売れたんだろう?
なぜほとんどの人はサラリーマンなんだろう?
なぜ福岡で働いているんだろう?
どうして東京でないといけないんだろう?
なぜ世界中の多くの国は資本主義なんだろう?
ねえ、どうしてどうしてとこんな感じで子供のようにいろいろ問いかけることからデザインって始まりるんです。
そりゃ答えの出ないこともあります。わからなければいろんなところを調べて答えらしきものを見つけ出します。昔は大変でしたが今はGoogle先生が色々教えてくれるんで随分と楽になりました。
「なぜ」が分かると、それを「どう」表現するかですが、ここが生業の肝で、どこにでもある普通は嫌だなーというか、何ら価値が生まれないなって思ってしまいます。
「普通」になる原因って、おわかりの通り失敗を恐れたり常識にとらわれたりして新しい挑戦をしないからですね。世の中には技術の高い人はいっぱいいます。でも必要なのはその人だけしか作れないものなんですね。それは個性なんて言いますが、きっと常識から何かはみ出している状態を言うんですね。
変化の時代に常識は、からだをしばる鎖でしかない
一番厄介なのはこの失敗を恐れる心と、常識と言う知らない間に体に絡みついた見えない鎖です。
これって別にデザインの話だけではないですよね。
時代の空気が大きく変わったのに昔の常識でそれを図ろうとするために、身動きが取れなくなって苦しむことは往々にしてあります。
例えば今回のコロナ、「どうしたらいいんだろう?こんなことは今まで経験したことがなかった」そう言って苦悩している経営者もこの時期いっぱいいるんではないかと想像できます。サラリーマンはどうでしょう?このままではちょっとまずいぞと思っているかもしれません。
いままで値打ちのあったものが価値が変わって、古びて用なしになったにもかかわらず、それがわからないので新しい価値が見えてこない状態です。
パンデミックで 世界中の価値観は変わってしまったわけですから、市民の生き方だって大きく変わろうとしています。もう今までのデータはあんまり役に立ちません。常識という鎖を振り払って新しい価値をつくる時が来ています。