コロナ以後は 間違いなくデジタル化が加速します。今まで滞っていた中小零細企業においても対応せざるを得ない動きとなってデジタル化は促進されます。対応できなければ自然淘汰されます。今までもそんな話はいっぱいあったけど、結局生き残ってるよーって言われるかもしれませんけど、今回は厳しい。
デジタル化の社会では周りのものが全て最適可能な資源として扱われます。具体的に言うと人間のすることだとか、趣味だとか、食の好みだとか、恋愛関係だとかそういう情報をデータ化してビッグデータとしてAIが最適解を導き出してそれをデータアナリスト、心理学者などが加工して製品づくりや広告などの分野に利用する。そんな社会です。
とまぁ、このような 未来予想図は大企業に当てはまるものであって、中小零細企業にはまだまだ手の届くような方法論ではとてもないですね。とはいえデジタルカバーは中小零細企業も飲み込み、大きくビジネス分野の構造を変えていくのは間違いありません。では中小零細企業がその中で生き残っていくにはどうしたらいいのでしょうか?
この先の小さな会社の生き残り方
一つは権力も金もある、人・会社が倫理的に優れているとは必ずしも限らないということです。大企業がやってることが必ずしも正解ではない、そういうものがあります 。そういうもののほとんどは大企業のビジネススケールに合わないものだと思います。そういう小さなものを集めてロングテールとして考えビジネスを行っていくというのが中小零細企業の今からの生きる道です。工業化社会のように大企業の下請けで生きていくというのはこれから先はなかなか難しい、今からの世の中は富が滴り落ちてこない世界です。だからベーシックインカムなどの考えが今、再燃されてるのだろうなと考察できます。
コロナ以後15%~20%の割合で進化した市民が現れます。倫理的に進化した市民と言えるかもしれません。生活形式に主軸を移した市民と言えるのかもしれません。ちなみに生活形式というのは芸術や文化そういうものを言います。たとえば、美味しいものをカロリー や塩分で計るのではなくて、美味しいものを、体験した場所だとか一緒に食べた人だとか、そういうふれあいの中から美味しいと感じる、そういうものを生活形式と言います。この進化した市民のクリエイティビティを満たす働きをするのが中小零細企業の生き残る方法の一つに違いありません。この市民とともに市場を作る。そのように食も農も衣も進化するために脱皮しないといけないのです。
デザインの世界も市民の美欲を満たす働きをするよう脱皮しないと生きていけない。その進化した市民をどう集めるんだよって?!だからデジタル化が避けられないのです。